相手への労り
こんにちは。
食料が不足してきたので、昼頃にスーパーに買い出しへ。
前回スーパーへ行ったときは納豆が全滅していたが、今日はあるだろうか・・・
最近はちらほらとカラの棚があるため、妙な緊張感の中で買い物をしている。
スーパーの出入り口には「入場規制」の張り紙が!!
初めて見たぞ!こんな張り紙!開店直後はさぞかし混んでいたのであろう・・・
すでに出遅れた感がハンパない!
入店後、すぐに納豆の残党から買い物カゴにイン!近くを通った客が、
「ほら、もう納豆こんなだからさ~、夕方来るともう残ってないんだよね~」
わかる~、ですよね、奥さん!はげしく同意!
そんな同志の手を握り共感の渦に巻き込まれたいところだが、すでに私は出遅れているのだ。このスーパーという名の戦場には、パン、肉、パスタ、冷凍食品といったさまざまな品薄商品たちがひしめいている。優先順位をつけ、順次速やかに我が手中に収めていかなければならない。
同志である奥さんの健闘を祈りつつ、私は勇んで目的の売り場へと向かった。
そんなこんなで買い物を終え、帰宅。
せっせと買ってきたものを冷蔵庫に詰めていると、旦那が私に向かってこう言った。
「お昼ごはん、何時くらいになりそう?俺はいつでも食べれるぜ☆」
帰宅してすぐ、私は旦那に今日のお昼はスーパーのお弁当であることを伝えている。
よりも前に、スーパーで電話を掛けて欲しい弁当を聞いて買ってきたのだ。
きっとお腹が空いていたのだろう・・・お昼時を過ぎていたから。
きっと早く食べたかったのだろう・・・帰宅が少し遅くなってしまったから。
ならば、箸のひとつでもテーブルへ持って行ってはくれまいか。
ならば、弁当のひとつでも温め直してはくれまいか。
そんな思いをぐっと飲みこみ、箸をテーブルに並べ、弁当をレンジで温め直し、
飲み物を用意して、すべてのセッティングが整ったところで旦那に声をかける。
「旦那様、お食事のご用意が整いました。」
3日分ほどのまとめ買いの食材と、旦那が食べたいと言った他の弁当よりも少し高かったカツ丼、それら買い物袋2個分の量を両手に持って、約10分ほどの距離を徒歩で歩いて帰ってきたのだ。休む間もなく、食材を片付けている妻に向かって「俺はいつでも食べれるぜ☆」
・・・・・・・旦那という生き物は労りというものを知らないのであろうか。
いや、1日中イスに座りパソコンで遊んでいるように見えても、一生懸命仕事をしてくれているのだ。お手軽にスーパーのお弁当で済ませても、文句も言わないじゃないか。
今日は労いの言葉とともに、肩でも揉んであげよう。
そうすれば、きっと私にも労りを返してくれるだろう・・・